和歌山の食に貢献 仏料理シェフ味村さん

「一生勉強です」と味村さん

新報

味も見た目も計算された味村さんの料理

食育の普及などで近年あらためて重要性が見直されている和歌山の「食」の業界をリードする一人が和歌山市のフランス料理シェフ、味村正弘(みむら・まさひろ)さん(63)。11月には料理人として初めて市文化功労賞を受賞するなど、料理を通じて幅広く市の文化振興に貢献している。

味村さんは、中学卒業と同時に料理の道に進んだ。30歳の時に、まだ現在ほど浸透していなかった「新フランス料理」のおいしさや美しさに感銘を受けて修行を積み、42歳の時にフランス料理店「JOY味村」(同市片岡町)をオープン。名店として親しまれており、ことしで21年目に入った。フランス料理の追究は続いており、現在は飲食店3店舗を経営する他、2店舗の顧問を務めるなど多忙な日々を送る。

業界全体を盛り上げていきたいと、県調理師会では副会長、同会和歌山支部では副支部長を務める。同会から派遣される学校出前授業では、食文化の歴史を紹介している他、生徒の目の前で氷の彫刻やフルーツのカッティングを披露するなどプロの技を実演し、生徒の感性に訴えかける教育にも一役買っている。

また、市文化功労賞受賞後に和歌山城砂の丸広場で開かれた食の祭典「食祭WAKAYAMA」では、市内5つの有名店によるクエ料理対決に参加し、フランス・マルセイユ直伝の「ブイヤベース」で見事に優勝。確かな実力と存在感を示した。

今後については「文化功労賞の受賞シェフとして、これまで以上に努力をしなくてはならない立場になった」とさらなる意欲を話し、「料理の世界は死ぬまで勉強。飲食業界の発展のために努力したい」と食文化向上への貢献を誓っている。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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