相続税5億円脱税に加担容疑 県議を逮捕

遺言書を偽造して5億円近い相続税を脱税したとして不動産管理業の男ら7人が逮捕された事件で、大阪地検特捜部は7日、事件に関与した疑いが強まったとして、県議の花田健吉容疑者(57)=印南町印南原=を相続税法違反と偽造有印私文書行使の疑いで逮捕した。

事件は、東大阪市の不動産管理業・高木孝治容疑者(73)、落語家の桂小軽容疑者(64)ら7人が、高木容疑者の実兄(平成25年死去)の遺言書を偽造し、高木容疑者が実兄から相続した遺産約10億5000万円のうち約8億5000万円を、日高川町の社会福祉法人「敬愛会」に寄付したように装い、約4億9500万円を脱税した容疑で先月逮捕されたもの。花田容疑者は同会の元理事。容疑の認否は明らかにされていない。

花田容疑者は日高郡選出で、平成15年4月に初当選し、現在4期目。自民党県議団に所属し、25年6月からは副議長を一年間務めた。知事「大変残念」逮捕から一夜明けた8日朝、県庁で取材に応じた仁坂吉伸知事は「和歌山の住民を代表する県議が逮捕されたことは大変残念。ただ、地検の発表は本人の認否に言及しておらず何も分からないため、それ以上のことは言えない」とし、県の対応については「真実が明らかになり、必要があれば考えたい」と述べた。花田容疑者の印象については「非常に頭が良くて行動力もあり、政策にも明るく、大変立派な県議だと思っていた」と話した。この日は県議会12月定例会の一般質問初日。本会議冒頭、前芝雅嗣議長は「議員が逮捕されたが、県民の負託に応えるべく粛々と議事を進行したい」と述べ、通常通り一般質問が進められた。

記事元:わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。