和歌山市の旧議場 解体工事始まる

解体される観光物産センター

耐震性に問題があった和歌山市の和歌山公園内観光物産センター棟の解体撤去工事が始まった。解体現場周辺には現在、柵が設けられており、同棟南側の通路が通行止めにされている他、紅葉渓庭園の入り口が一部変更されている。工事は来年3月12日まで。跡地利用については未定という。

同棟は昭和36年に完成。現在の西の丸広場にあった旧市役所庁舎の別館として利用され、同棟2階が当時の議場だったという。

昭和51年に現在の市役所庁舎(地上14階、地下2階)が完成してからは、議場が新庁舎に移ったため使用されることはなかった。平成に入り観光協会運営の市観光案内所が入ったことで、観光物産センターと名称を変えて利用されてきた。

同棟解体について今月4日の市議会本会議の一般質問では、佐伯誠章議員(至政クラブ)が「私たちの大先輩の議員の皆さんが市政を議論してきた場所を、記憶遺産や記録遺産として市民に知ってもらえるように、立て札などを設置してほしい」と要望。大西勉己産業まちづくり局長は、「旧議場が昭和時代の和歌山市政を担ったことを後世に残すことは、大変意義深い。史跡和歌山城の魅力を伝える看板などの中で、市民に認識してもらえるような表示に努める」と答弁し、理解を示した。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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