和工26年ぶり初戦突破 全国高校ラグビー

トライを狙い、ボールを前に運ぶ

逆転のトライを奪った浦地

逆転のトライを奪った浦地

第95回全国高校ラグビーフットボール大会が27日、東大阪市の花園ラグビー場で開幕した。3年ぶりの出場となる県代表の和歌山工業は1回戦で魚津工(富山)と対戦。攻守で勝った和歌山工が30―5で快勝し、26年ぶりの初戦突破を果たした。県勢では25年ぶりの白星となった。

選手たちが、いい意味で指揮官の予想を裏切った。試合前の山下弘晃監督は、相手の魚津工について「うちとよく似たタイプ。全員で守れば勝機はある」と分析し、ロースコアの試合展開を予想。だが試合が始まると、キックで敵陣へ攻め込み、積極的に前へ出る気持ちの入った守備と、攻撃のキーマンを抑えた組織的な戦略がかみ合い、終わってみれば25点差をつける快勝だった。

試合は早々に動く。前半1分、魚津工の攻撃を止めきれず、先制のトライを許した。「花園の雰囲気にのまれていた」と話す主将の小堀だが、すぐさま本来のパフォーマンスを取り戻す。その5分後、モールで押し込み久保が同点のトライ。さらに21分には、スクラムからナンバー8・浦地が持ち出し、そのまま左中間にトライを決めて逆転した。攻撃の手を緩めない和歌山工は、直後にも小堀がトライを奪い追加点。前半をリードで折り返した。

後半に入っても、和歌山工の守備がうまく機能し、魚津に反撃の隙を与えなかった。前半と同様に守備から攻撃のリズムをつくり、15分に藤本、19分には華麗なパスワークから川端がトライ。四半世紀ぶりの勝利を告げるノーサイドのホイッスルがピッチに響き渡ると、赤く染まった応援席は歓喜で包まれ、勇敢な戦いぶりを見せた選手たちに温かい拍手が送られた。

山下監督は「練習の成果がよく出ていた。1年間のベストゲーム」と選手をたたえた。小堀主将は「1回戦を突破できたことはうれしい。でも目標は勝ち進むことで、ここはまだ通過点。課題を修正し、次に挑みたい」と話した。和歌山工の2回戦は30日、シード校の東海大仰星(大阪第1)と顔を合わせる。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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