桃の節句の雛流し 淡嶋神社で恒例の神事

雛人形を乗せ早春の海を行く舟

桃の節句の3日、和歌山市加太の淡嶋神社(前田光穂宮司)で春の伝統行事「雛(ひな)流し」が行われた。同神社には約30万体の日本人形やぬいぐるみが寄せられ、うち雛人形は約4万5000体を奉納。この日は約400体の雛人形が白木の小舟に積み込まれ、近くの海岸から流された。

本殿では雛人形をおはらいする神事が行われた後、巫女(みこ)らの手によって雛人形は小舟3隻に積まれ、女性が舟を担いで地元の海岸へ。前田宮司が雛人形の役目をねぎらい、女性の幸せや家内安全を祈る祝詞を読み上げた。その後、舟は桟橋から流され、雛人形は早春の海へ渡った。あわ保育園の年長園児約25人は歌を歌って雛人形をお見送り。多くの参拝者やカメラマンらが訪れ、航路を見つめていた。

同市から家族で訪れた上野照代さん(48)は「ことし初めて来ることができ、ようやく念願がかないました。家では雛人形を出せなかったので、たくさんの雛人形が見られてよかったです」と笑顔で話していた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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