再生可能エネ事業の行方 セミナーで議論

登壇した仁木さん(左から2人目)ら

太陽光など再生可能エネルギー事業の推進について学ぶセミナー「グリーンパワー全国サミット2016in和歌山」が6日、和歌山市吉田のシティイン和歌山で開かれ、東北から九州まで全国から約50人が参加し、“再エネ”ビジネスの可能性について議論した。県内での成功事例も紹介されるなど、発表者に熱い視線が注がれた。

経済産業省資源エネルギー庁が主催。第1部のパネルディスカッションでは、和歌山市在住の会社員で、週末に紀南地方で4カ所の小規模太陽光発電所建設を展開し、収益の一部を地元団体に寄付している仁木佳男さんらが登壇した。

仁木さんは活動の意義について、「出資者もできるだけ、その土地で集めて、少し金利を上乗せして元本を返し、自分たちも負担せずに運営しているので、みんながハッピーになるような仕組みにしている」と語り、エネルギー地産地消への思いを紹介。当初から仁木さんの活動仲間である現代美術家の林憲昭さんは「20年間手つかずの森林伐採から始まった仁木さんの活動を見て感銘を受けた」と活動参加のいきさつを話した。

㈱紀陽銀行地域活性化室の北野暢哉室長は「串本などは、映画などで注目されているが、観光産業でも雇用の受け皿がないのが現実。仁木さんの事業で、雇用を生むまで頑張ってほしい」とエールを送った。和歌山大学産学連携研究支援センターの湯崎真梨子教授は「自然エネルギーは非効率だが、地域再生という方向性で、行政や金融機関を含めて連携する取り組みは必要だ」と語った。

コーディネーターを務めたまちエネ大学事務局の水野雅弘さんは、「地域は地域で、エネルギーやお金を回していく時代に来ている」と議論を総括した。

この他サミットでは、平成25年度から再生可能エネルギーを通じて地域経済に貢献する事業を創出する人材を育成するプログラム「まちエネ大学」の卒業生らによる、各取り組みについての発表もあった。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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