和市中心部に変化 3地区で大規模再開発

拡充された国の交付金制度「都市再構築戦略事業」の適用を受けて、和歌山市では本年度から、かつてない大規模な再開発プロジェクトが始動した。計画されている民間の事業地区は、和歌山市駅前地区、友田町4丁目地区、北汀丁地区。3プロジェクトと、現在計画が進められている市民会館の移転事業や民間投資を合わせると総事業費は約300億円。和歌山市の支出は市民会館竣工予定の平成32年度までに計約100億円に上り、まちの回遊性向上など活性化が期待される。

市駅前地区再開発(予定施行者=南海電鉄㈱)は、地上12階建て(高さ48・7㍍)のビルを建設。延べ床面積は約3万1100平方㍍、竣工は31年度を予定。施設の内容は、2~4階に図書館、1~3階に商業・業務スペース、4~12階にホテルが予定されている。和歌山の風景を楽しむ屋上庭園や展望スペースも設けられる計画。総事業費は約114億円。国、県、市が計約66億円を補助する他、市民図書館事業費28億円を国と市で2分の1ずつ負担する。

友田町四丁目地区再開発(予定施工者=四丁目再開発㈱)は、地上17階建て(高さ64・5㍍)のビルを建設。延べ床面積は2万2700平方㍍、30年度に竣工予定。施設の内容は、2階と5~7階に病院、1~2階に店舗・業務、8~17階に90戸の住宅となっている。ビル内にはスーパーや小児科病院の他、託児所、駐車場も設置される予定で、JR和歌山駅から約250㍍の立地を生かして医食住の近接を図る。総事業費は約89億円。国、県、市が約31億円を補助する。

北汀丁地区再開発(予定施工者=㈱和通)は、地上13階建て(高さ43・35㍍)のビルを建築。延べ床面積は7650平方㍍。竣工予定は30年度。

施設の内容は、2~3階に福祉施設、4~13階に39戸の住宅、1~6階に学校、1階に店舗を予定。福祉施設、美容専門学校、生涯学習センター、屋上庭園、レストランが設置され、幅広い層の利用が見込まれる計画になっている。総事業費は約25億円。国、県、市が約15億円を補助する。

市中心部ではこの他、29年度の小中一貫校開校に伴い空き地となる七番丁の伏虎中学校跡地に、市民会館の移転、県立医科大学薬学部の誘致などの計画が進行中で、詳細が議論されている。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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