ぶらくり丁「almo」ギャラリーオープン

ギャラリーから紙飛行機を飛ばして祝った

和歌山市のぶらくり丁商店街内に23日、文化発信の拠点となるalmo(アルモ)ギャラリーがオープンした。開設を祝うこけら落とし企画として、5月5日まで県内外10人の作家によるグループ展「内なる翼 10wings」を開いている。

場所は、先日開店した野菜スイーツ店「almo」の2階。㈱紀州まちづくり舎(吉川誠人社長)が、若い作家を中心とした作品発表の場にしたいと、10年以上使われていなかったスペースをリノベーション(改修)した。

23日に行われたセレモニーでは、吉川社長(41)が「ぶらくり丁内で手作りマーケットの企画などをし、このエリアの雰囲気も変わったという声をもらい、うれしい。今後も活動を続けていきたい」とあいさつ。テープカットで祝い、希望を込めて2階の窓から子どもらが紙飛行機を飛ばした。

ギャラリーは16畳ほどのスペース。展覧会のタイトルは、10人それぞれが持つ翼を羽ばたかせ、飛び立つイメージを重ねた。

存在感を放っているのは、奈良県に住む彫刻家・安藤栄作さんの2㍍ほどの大きなオブジェ。その他、古代女王・名草戸畔(なぐさとべ)に関する著書があり、和歌山ともゆかりのある、なかひらまいさんの絵画や、「ツバサ」と題し、シュロの葉などで形づくった富士原史香さんの造形作品など、さまざまな表現が共鳴し合っている。

もともとあった欄間(らんま)や床の間の名残が生かされ、出品作家の一人、湯浅町の彫刻家・橋本和明さんは「小さなギャラリーですが、和の雰囲気が残るなかなか面白い場所ですね」。訪れた同市の会社員、宇都宮喜久子さんは「強いエネルギーを感じる作品ばかり。商店街内の気軽な場所にあって、ギャラリーとの距離がぐっと近くなった気がします」と作品を楽しんでいた。

午前11時から午後7時まで。水曜休み(5月4日の祝日は開廊)。期間内に販売される作品の収益の一部は、熊本・大分地震支援に充てられる。

問い合わせは同所(℡073・499・4588)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。