事実上の選挙戦突入で大規模集会 参院選

立候補予定者の集会に出席した支持者ら(和歌山市内)

通常国会が終了し、参院選の日程が22日公示、7月10日投開票と正式に決まり、各党は事実上の選挙戦に突入。最初の週末を迎え、県内の各政党や予定候補は相次いで決起集会などを開き、約1カ月後に迫った決戦に向け、支持拡大にしのぎを削っている。

和歌山選挙区(改選数1)は、自民党参院政策審議会長で4選を目指す現職、鶴保庸介氏(49)=公明推薦=と、無所属新人で市民団体「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合わかやま」メンバー、弁護士の由良登信氏(64)=共産・社民・生活推薦=の対決が軸となり、幸福実現党新人で党県本部副代表の西本篤氏(46)も立候補を表明している。

鶴保陣営は3日、和歌山市の県民文化会館で後援会総決起集会を開催。二階俊博自民党総務会長ら県選出の国会議員、仁坂吉伸知事、県議、市町村長らが出席し、応援のマイクを握った。

全国的には、統一候補を立てる野党4党が一致して訴える安全保障法制の廃止は大きな争点だが、鶴保氏は、和歌山をはじめ地方の振興をかねて強調し、この日も「皆さんと一緒に和歌山や地方、日本を変えていきたい」と訴えた。

集会には鶴保氏を推薦する公明党の国会議員や参院選の予定候補も出席。4日には公明党の決起大会が和歌山市民会館で開かれ、鶴保氏ら自民党の地元国会議員もあいさつ。連立与党の結束をアピールしている。

市民連合による由良氏の擁立を受け、民進、共産両党は候補者を取り下げ、和歌山選挙区の野党候補は事実上、一本化された。しかし、由来氏の推薦は共産、社民、生活の3党にとどまり、支援を求められてきた民進は自主投票となり、完全な野党共闘の形にはなっていない。

政策面の違いなどから、民進党支持層には由良氏への支援に慎重な声があり、選挙戦での票の行方が注目される。

由良氏は5日、和歌山市民会館で開かれた共産党の演説会に参加。同党の市田忠義副委員長らと共に、安保関連法の廃止、集団的自衛権の行使を容認した閣議決定の撤回に加え、過労死を防ぐための労働法制の整備などを訴えた。

西本氏は先週末、和歌山市や岩出市などで集会を開き、あいさつ回りなどを精力的にこなした。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。