競泳日本代表が合宿 秋葉山で練習も公開

地元小学生と共にリオ五輪へ気合を込める「トビウオジャパン」

リオデジャネイロ五輪開幕まで60日を切り、競泳日本代表「トビウオジャパン」が6日から12日までの日程で、和歌山市の秋葉山公園県民水泳場で強化合宿を行っている。10日まで練習を一部公開しており、さらに合宿の一環として、11、12日に開かれる県選手権大会にも参加するなど、メダル獲得に期待が高まる世界トップクラスの選手の泳ぎを間近に見ることができる。

合宿に参加しているのは、いずれもロンドン五輪銀メダリストの松田丈志、入江陵介、鈴木聡美、ローマ世界選手権金メダリストの古賀淳也ら選手9人、コーチ・スタッフ7人の計16人。

施設環境や「紀の国わかやま国体・大会」での競技運営が日本水泳連盟から高く評価され、会場に選ばれたという。

7日に同水泳場で行われた歓迎セレモニーと公開練習には、選手たちを一目見ようと、市民ら約300人が来場。宮下和己県教育長は「紀州材をふんだんに使い、心のこもった施設。オリンピックを目指す皆さまの活躍を、和歌山県民を挙げて応援したい」と歓迎し、尾崎要二県水泳連盟会長も「実り多い合宿にし、最高のコンディションで五輪に臨んでいただければ」と激励した。

ショウガを使ったジンジャーエールなど県の特産品を贈呈し、水泳を習っている藤本遥介君(西脇小5年)と榎本真乙さん(岩出小6年)が、入江選手らに歓迎の花束を手渡した。

チームを代表して松田選手が「素晴らしい環境と温かい歓迎に感謝します。皆さんの応援を力に、本番まで頑張っていきたい」とあいさつ。その後の公開練習で、選手たちはリラックスした様子で泳ぎ心地を確かめていた。

練習の様子は10日まで、午後5時から7時半まで公開。11、12日の両日、選手らは、同水泳場で開かれる第70回県選手権水泳競技大会にオープン参加する。

入江選手は「泳ぎやすいプールで、集中しながらトレーニングできている。普段、練習を公開することはあまりないので新鮮。和歌山の皆さんにも、どういった練習をしているのか存分に見てもらえれば」と話し、リオに向けては「若い選手もいるので、ロンドン五輪の時のようにまとまって良い成績を残せるよう頑張りたい」と意気込んでいた。

同水泳場は、2018年のパンパシフィック水泳選手権、2020年東京五輪・パラリンピックのカナダチームの事前合宿地にも選ばれている。今回の日本代表の合宿を受け、歓迎や期待の声がさらに広がった。

マスターズチームに在籍し、入江選手のファンという、和歌山高校2年生の玉井里菜さん(17)は「選手の筋肉はすごくて、フォームもきれい」と刺激を受けた様子。以前水泳をしていたという同校1年生の倉光友菜さん(16)は「こんなに近くで選手を見られてうれしい。ぜひ、もっといろんな国の選手に練習に来てもらいたい」と笑顔で話していた。

記事元:わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。