世界遺産登録範囲拡大へ 諮問機関が承認

追加登録を申請している鬪雞神社(県提供)

県は11日、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録範囲拡大に向けて提出していた変更提案書が、ユネスコ世界遺産委員会の諮問機関ICOMOS(イコモス)から承認の勧告を受けたと発表した。今後、第40回世界遺産委員会(7月10~20日、トルコ・イスタンブール)で審議され、範囲拡大承認の可否が決定される。

県によると、ことし1月に提出した変更提案書では22地点の追加登録を提案。内訳は、熊野参詣道の中辺路の潮見峠越、かけぬけ道、阿須賀王子跡など9地点、同大辺路のタオの峠、飛渡谷道、鬪雞(とうけい)神社など9地点、高野参詣道の黒河道、女人道、三谷坂(丹生酒殿神社)など4地点となっている。

同委員会から承認されれば、登録面積は11・1㌶増の506・4㌶、参詣道は40・1㌔増の347・7㌔となり、橋本市、上富田町、串本町が新たに登録資産保有市町となる。

イコモスからの勧告を受け、仁坂吉伸知事は「長年の取り組みの成果が認められ、大変うれしい。世界遺産委員会においても、勧告通りに『承認』が決定されるよう、引き続き国や関係する県・市町と連携を図りながら、全力で取り組んでいく」とコメントしている。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。