砲台跡見学で救済を 友ヶ島定期船欠航

海が荒れれば出航できないフェリー

昨年度、海が荒れたことによる友ヶ島(和歌山市加太)への定期便欠航の日数について、市産業まちづくり局の坂本安廣局長は20日、「出航できなかったのは41日あり、運航予定日数が242日だったので全体の16・9%に当たる」と明らかにした。同日の市議会本会議で、奥山昭博議員(公明)の観光振興に関する一般質問に答えた。

近年、観光客が増加している友ヶ島。坂本局長によると、直近3年間で島に渡った観光客数は平成25年度3万1643人、26年度3万9334人、27年度5万8718人。10年前の17年度1万9404人に比べ、3倍に増加している。

奥山議員は「数時間かけて電車を乗り継いで加太駅に着き、そこから徒歩で約20分かけて友ヶ島行きの船着き場にやっとたどり着いたが、天気が良いにもかかわらず海が荒れているため船が出なかった」「これでは何のために時間とお金をかけて来たのかという後悔だけが残った」と、時々聞くという観光客の声を紹介。「単純計算で年間9900人が不幸にして友ヶ島に渡れず涙をのんでいる。欠航時には救済策としても深山(みやま)砲台跡を紹介してほしい」と、同砲台跡の整備を、所管する環境省に要望するように提案。市当局も理解を示し、積極的なPRを約束した。

記事元:わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。