高校生が模擬裁判を体験 和歌山地裁で

被告人質問の様子を見る高校生ら

高校生を対象に法や司法制度の背景にある価値観や考え方を学んでもらおうと、和歌山弁護士会(藤井幹雄会長)などは17日、和歌山地裁でジュニアロースクールを開き、県内の高校生18人が模擬裁判を体験した。

和歌山地裁と和歌山地検との共催で今回が7回目。模擬裁判の内容は、あるマンションの一室でクリスマスイブの夜、若い女性の遺体が発見された刺殺事件。元交際相手の男性が殺人罪で逮捕起訴された。目撃証言で、犯人がサンタの衣装を着ていたことや、女性宅に被告人の指紋が付いたアルバイト先のケーキ店の箱が残されていたことなどを証拠として検察役が犯行を追及。一方で、被告人役は「やっていない」と完全否認し、弁護士役も「事件当時はアルバイトを行っていたので、殺害は不可能」などと争った。

生徒らは、模擬裁判体験後に3グループで量刑などを議論。各グループはそれぞれ、懲役15年、12年の有罪と無罪の判決を出した

法曹界に興味があるという開智高校1年生の福島達也君(16)は「裁判官の席では、被告人役の表情などが見えて、自分の考えにも影響するという発見もありました」と話していた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。