特別委の議論では溝埋まらず 伏虎中跡地

委員と当局の溝は埋まらなかった特別委員会

和歌山市議会の「伏虎中学校跡地活用に関する特別委員会」(宇治田清治委員長)は26日、午後の議論でも県立医科大学薬学部誘致と新市民会館の建設計画を進める市側と、計画を慎重に審議したい委員らとの溝は埋まらないまま閉会した。今後、薬学部立地部分の土地の県への無償貸与に関する議案が提出される9月定例市議会に審議の場は移り、薬学部誘致の賛否について一つの決着がつくとみられる。

特別委の議論は、これまでの審議と同様に市当局の計画の進め方への疑念が噴出。駐車場の問題や、人気アーティストらが新市民会館を利用し、大型音響機材を搬入する際の方法など、明確な運用方針が示されていない基本構想段階での議論について、委員らは「これでは良いも悪いも判断ができない」などと不満を訴えた。

これに対して尾花正啓市長は「薬学部誘致は伏虎中学校跡地が最適であり、平成33年4月の開校でも遅いぐらいと思っている」と述べ、まちなかの活気衰退に歯止めをかける効果を強調し、委員らに計画への理解を求めた。

9月定例会での市議会の判断が注目される。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。