通話録音で詐欺防止 高齢者に機器無償貸与

無償貸与される自動通話録音機

高齢者を特殊詐欺などの被害から守ろうと、県は、自動通話録音機500台を無料で貸し出すモニター事業を実施している。県内8市19町を通じて機器を貸与し、30日まで申し込みを受け付ける。

同録音機は家庭の電話機に取り付けると、呼び出し音が鳴る前に、自動で会話内容が録音される旨の警告メッセージを発信者に伝え、その後の会話は自動的に録音される。

県は本年度予算で500万円を確保し、機器を購入。一定条件を満たす65歳以上の高齢者世帯に1年間貸与し、本年度末にアンケート調査を実施して効果を検証する。期間終了後も、希望する世帯には無償貸与や譲渡が行われる。

本紙エリアでモニター事業を実施する市町は、和歌山市、海南市、岩出市、紀美野町。岩出市と紀美野町は行政が設置先を選定するため、公募はしない。抽選で140台を配布予定の和歌山市では、13日現在で138台の申し込みがあり、大反響という。

県県民生活課は「アンケート調査で効果が認められれば、機器設置を促進し、家族で特殊詐欺の被害防止を考えるきっかけにもなれば」と話している。

県警によると、昨年の県内の特殊詐欺被害件数は56件(被害額3億4658万円)で、ことしは8月末現在で43件(同1億3020万円)で推移している。

モニター事業の問い合わせは実施各市町の窓口か同課(℡073・441・2345)へ。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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