かかし作ってみよう 小倉園がコンテスト

「かかしは魅力いっぱいです」と職員の皆さん

和歌山市新庄の障害者支援施設・小倉園は、昨年に続くまちづくり企画として「かかしコンテスト」を開催。現在作品を募っている。昨年は個人や団体から64点の応募があった。地区外からの参加も可能で、ことしもすでに学校や福祉施設、保育施設などが名乗りを上げ、盛り上がりを見せつつある。ことしは100点の応募を目標にしており、同施設では「皆さんも、かかしを作ってみませんか?」と広く参加を呼び掛けている。
10月30日に小倉小学校で開かれる小倉文化祭で展示され、コンテストの審査は当日、各種団体長や来場者らの人気投票で、金賞、銀賞、銅賞、特別賞などを決める。
昨年は、県のマスコット「きいちゃん」やハロウィーン風かかし、車椅子に乗ったおじいさんと女の子のかかしなど、ユーモアとアイデアあふれる作品が並んだ。
かかし作りは倉理行園長(63)が、恒例となった地区の文化祭で、起爆剤になる取り組みを思案する中「障害のある人もない人も、高齢者も一緒になって地域の活性化になるものを」と地区に身近なかかしに着目した。
昨年7月には職員が、かかしでまちおこしに取り組む兵庫県姫路市安富町関地区を見学。施設でかかしをデザインした特製のポロシャツを制作し、着用して士気を高めるほどの力の入れよう。
また、どうやって作ればいいか分からない人のために、初年から講習会も開催。出張講座を開くなどして、かかし作りをサポートしている。
先日の講習会では、土台は木やペットボトルを使い、関節を作った方が動きにバリエーションが出るなど、こつを伝授。保育園の関係者も「子どもたちと一緒に楽しみながら作れそう」と熱心に耳を傾けていた。
同施設でも利用者と共に手作りするなど、レクリエーション活動に取り入れている。かかしは稲を守るだけでなく、さまざまな場面で活用できるのも魅力。同施設ではすでに、かかしが野外で施設の道案内役を務めたり、目印になったりしている。
また、施設が昨年制作した男の子のかかしは「譲ってもらえないか」と要望があったほど。同施設かかしコンテスト実行委員会の岡山浩之さん(44)は「今では近所の施設で『看板かかし』として、かわいがってもらっています」と話し、かかしを通じて地域のつながりが生まれているという。
コンテストで募集しているかかしは特に規定はなく自由。10月14日締め切り。問い合わせは同園の実行委(℡073・477・4102)まで。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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