第70回記念の「県展」 和歌山市2会場で

力作ぞろいの会場

県が主催する第70回県美術展覧会(県展)が12日、和歌山市の県立近代美術館と県民文化会館で始まった。初日には大勢の美術ファンが詰め掛け、県民の力作をじっくりと鑑賞した。

16日までは近代美術館で日本画と書、工芸作品を、県民文化会館で華道とマスターズ作品を展示している。

ことしは洋画、日本画、書、写真、工芸、彫塑、華道の7部門に513点の応募があり、23日までの会期中に入賞入選作251点が展示される。

県展は昭和22年の開催以来、県内最大の公募展として、県民の芸術振興や美術家の育成、地域の芸術文化向上などに寄与してきた。

式典で仁坂吉伸知事は「全国的には出展者の高齢化なども問題化しているが、昨年からはジュニア県展も始まった。今後も世界に名を成すような多くの方を生み出していきたい」とあいさつ。

共催団体を代表し、県美術家協会の鈴木源二副会長が70年の歩みを振り返りながら「楽しく制作や芸術鑑賞ができるのは、平和や心の余裕があってこそ。豊かな自然と素晴らしい環境で育った和歌山県の芸術を楽しんでいただきたい」と述べた。

記念回を祝し、書の展示スペースで弦楽四重奏の演奏会も実施。来場者は華やかな音色に耳を傾け、芸術の秋を楽しんでいた。

「洋画・写真・彫塑」は近代美術館で19~23日。過去の受賞者によるマスターズ展も同期間、県民文化会館で開かれる。表彰式は16日に近代美術館で行う。

70回記念図録を県民文化会館で販売中(税込み1800円)。展示は午前9時半~午後5時。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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