動物に供養の祈りを 慈光院で護摩法要

護摩をたいて供養する僧侶ら

和歌山市栄谷の真言宗・慈光院(酒井照雲住職)で23日、「秋季護摩供」が行われ、家内安全や病気平癒などの祈願とともに、大切な家族として生活を共にし、他界した動物たちを供養した。

同院では50年ほど前、酒井住職の師である前住職の時代に、檀家から亡くなった飼い犬に経を聞かせてもらえないかとの申し出があり、弔いをしたのをきっかけに、ペットの供養をするようになった。信徒を対象としていたが、評判が広がり、供養を希望する人が大きく増えたことから、宗派を問わず受け入れるようになり、これまでに延べ8000体以上を供養している。

同院の「禽動供養堂」には、家族に愛されて旅立った動物たちの遺骨や写真などが、いっぱいに安置されている。

今回の護摩供には約50人が参列し、本尊の十一面千手観音像の前で読経の後、屋外で護摩たきが行われた。酒井住職ら6人の僧侶が護摩木を釜に積み上げ、般若心経を唱えながらたき上げた。亡くなった動物に宛てた手紙も護摩木と共に火にくべられ、参列者は焼香をして冥福を祈っていた。

酒井住職は「仏教では生きているもの全てに仏性があると説いています。人も動物も同じ大切な命であり、家族として暮らした動物を亡くすことは大きな悲しみです。供養することで皆さんの心が少しでも和むことを祈っています」と話していた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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