ロケ地の和歌山市でPR 映画『ちょき』

「ちょき」ポーズで尾花市長、増田さん、吉沢さん、金井監督(左から)

和歌山市で全編の撮影が行われた映画『ちょき』の県内での先行上映(11月19日~)を前に、監督と主演の2人が24日、同市を訪れ、映画をPR。和歌山弁が使われた作品に、主演を務めた吉沢悠さんは「和歌山の皆さんからのダメ出しがないか、ドキドキ感もあります」などと明かした。

同作は愛する妻を亡くした小さな町の美容師の男性と、視力を失った少女の純愛を描いた物語。同市ロケ誘致支援補助の第1号作品で、昨年12月、和歌浦天満宮や和歌山マリーナシティ、県立和歌山盲学校などで撮影が行われた。

来和したのは金井純一監督、ダブル主演の増田璃子さん、吉沢悠さん。撮影の舞台となった同市島崎町のじゃんじゃん横丁の美容室前で、市の関係者らが「お帰りなさい」と迎え、尾花正啓市長が花束を手渡した。

7月の試写会で映画を鑑賞した尾花市長は「ほのぼのとしたストーリーに、感動して涙が出た。和歌山弁や市内の良さを再発見できる映画。市民、県民とも楽しみにしています」と激励。

その後行われた会見で、3人が撮影の秘話や苦労話を明かした。金井監督は「柔らかく味わいのある和歌山弁をぜひ映画に取り入れたいと思った。和歌山で出会った人とのふれあいや会話の中で得たことを、作品に反映することができたと思う」と話した。

増田さんは、盲目の少女という役どころについて「初めは難しいと思ったけれど、盲学校で実際に盲目の少女と出会って話を聞き、気持ちが楽になって、自然体で演技に臨むことができた」。吉沢さんは、和歌浦天満宮での重要なシーンでの演技で「迷いがあった中、頂上から振り返って景色を見た時に自然と気持ちが乗り、ロケ地に助けられた部分もあった」と振り返った。

その他、和歌山弁に関して、地元の人に声を掛け、イントネーションが合っているか確認してもらったことなど、楽しいエピソードも紹介された。

本作には市民もエキストラとして登場。自身も出演し、方言指導を担当したフリーアナウンサーの宇和千夏さんは「自分たちが住んでいるこのまちに、直人とサキ(主役の2人)がいる、そんな感覚になった。心温まる映画なので、ぜひたくさんの人に見てもらいたい」と話していた。

11月19日にはジストシネマ和歌山で出演者らの舞台あいさつを予定。県内5館での先行上映後、全国の映画館で順次公開される。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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