温もりの廃材テーマに 松間弘さん洋画展

迫り来るような作品の前で

和歌山市湊の洋画家・松間弘さん(76)の個展が31日まで、同市の県民文化会館大展示室で開かれている。

個展は8回目で、今回は喜寿を節目にした記念展。公募展に出品した大作の他、渓谷や木曽路のスケッチなど77点を展示している。

壁面には、最近20年間テーマとする、リサイクル材を描いた大作がずらり。積み上げられた木材や廃材など、写実的で迫力ある画面が来場者を驚かせている。

松間さんは現・花王㈱に勤め、49歳で油彩を習い始めた。平成5年「旺玄展」に初出品し初入選。以後連続入賞し、現在は旺玄会委員。県展・和歌山市展の招待作家。

リサイクル材を描くようになったのは20年ほど前から。それまでは主に朽ちた枕木をモチーフにしていたが、再利用に関わる知人にきっかけをもらって描くように。「いいアングルを見つけると、『描かなあかん』という衝動に駆られます。初恋の人に会ったようなときめきですね」とほほ笑む。

あまり人が描かないような題材だが「廃材は、人と苦楽を共にした建物の名残。哀愁とともに温もりを感じます。これからもこのテーマを追求していきたい」と話している。

午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。問い合わせは同館(℡073・436・1331)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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