キレと甘みの味を 中野BCで新酒の仕込み

櫂で仕込みのタンクを混ぜる蔵人

海南市藤白の酒造会社、中野BC(中野幸治社長)で1日、新酒の初仕込みが始まった。同社ブランド銘柄の純米酒「紀伊国屋文左衛門」の手仕込み。タンク(容量1万㍑、直径2㍍)に入れた酒米や米こうじ、水などを、棒状の道具「櫂(かい)」を使って混ぜる「初添え」を行った。
昨年から同社で杜氏(とうじ)を務める端(はな)博之さん(60)をはじめ、蔵人11人が作業に当たり、蒸し上がった酒米の甘い香りが広がる中、蔵人はタンクに入れられた酒米が傷付かないよう、慎重にかき混ぜていた。
石川県から酒造りの地を移した端さんは、環境の変化に気を配りながら1年目を過ごした。社内からの好評を受け、「ほっとしています」とにっこり。「キレの中にもほんのりと甘みのあるお酒を目指します」と2年目へ熱を込める。
同商品は一升瓶換算で例年通り約2万本を仕込む。今月下旬には初しぼりを行い、一部を「しぼりたて生」として12月中旬に発売する予定。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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