繁昌亭で落語を披露 楽落会の小学生2人

繁昌亭の高座に上がった中部君㊧と小阪さん

落語を中心に笑いの文化を広めるボランティア団体「わかやま楽落会」の小学生2人が、大阪市で開かれた「第11回子ども落語大会」で入賞し、上方落語の定席、天満天神繁昌亭で落語を披露する栄誉に輝いた。「ぴょんぴょん亭うさぎ」こと小阪はやのさん(岩出小学校4年)が優勝、「勇気出し亭うな晴」こと中部晴陽君(雑賀小学校6年)が3位で、小阪さんは2年ぶり、中部君は3年連続の入賞となった。

同会の小学生落語家の大会での入賞は、7月に宮崎県で開かれた「ひむかの国子ども落語全国大会」での「甘辛亭ちきん」こと坂井俊介君、「抱っこし亭大好き」こと江川心生君に続く快挙。

大阪市での子ども落語大会は、全国から中学生以下の落語家約20人が参加して9月に開催。上位入賞者と審査員特別賞の受賞者が、繁昌亭で落語を披露した。

小阪さんの演目は「ちりとてちん」。落語の中でも有名な話を演じてみたいと思い選んだという。酒を飲む動きなど、仕草のリアリティーが評価された。

中部君は「代書屋」を披露。爆笑王と呼ばれた故・桂枝雀が演じるこのネタを聞き、その面白さからやってみようと思い立った。

大会の発表順は、小阪さんが最後から2番目、中部君が最後だった。小阪さんはとにかく緊張したが、友達が見に来てくれたおかげでリラックスできたという。中部君は前の人のネタがたくさん聞けたが、みんな上手でプレッシャーにもなったという。

2人は10月9日に繁昌亭で満員の客を前に落語を披露。小阪さんは、ここでも最後の登場だったので緊張したと振り返る。中部君は3回目ということもあり、それほど緊張せずに臨めたという。

小学校高学年の2人は、低学年の落語家たちがかわいい高座姿を見せる中、ひと味違う、完成度の高い落語で寄席を沸かせた。

小阪さんは「1位になったことで自信がついた。来年は前年度優勝者として高座に上がるので、みんなを笑顔にできる落語をしていきたい」、中部君は「今回は銅メダル(3位)だったが、銅は金に同じと書くので金メダル(1位)を取った気持ちで高座に上がった。今度は本物の金メダルを取りたい」とそれぞれ話していた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。