夢の仕事ワクワク体験 第3回未来スクール

模型を使い、採血に挑戦する子どもたち

子どもたちに地元で働くことの魅力を伝えようと、職業体験イベント「未来スクール」(県専修学校各種学校協会主催)が4日、和歌山市の伏虎中学校で開かれ、前回の2倍以上の小中高生約500人が参加。医師や弁護士、美容師や建築士など21の分野で働く大人たちが工夫を凝らした授業を担い、仕事の魅力や思いを伝えた。

未来スクールは、県外就職などで和歌山を離れる若者が多い現状から、地元で働く魅力を伝えようと、同協会がキャリア教育の一環として企画。今回で3度目の開催となった。

看護師の仕事を紹介する教室では、医療法人裕紫会・訪問看護ステーション桔梗の川村健太所長(29)が仕事内容を説明。「働く女性の17人に1人が看護師で、男性の看護師は1割ほど」と話し、病院だけでなく、ホテルや空港なども仕事場になること、病気の人たちが早く治るよう健康を管理していることを伝えた。

子どもたちは、実際に研修で使う練習用の腕模型を使って採血に挑戦。針を刺す角度など注意点を教わった後、注射する位置を決め、恐る恐る針を刺して注射器に採血していた。子どもたちは「針の太さに種類はあるの?」「どれぐらいの時間刺していい?」などと積極的に質問していた。

過去に入院した経験から、看護師の仕事内容に興味を持ったという本町小学校4年生の佐藤栞里さんは「注射をしてもらう方だったけど、やってみるとすごく難しかった。看護師さんは、そのぶんいっぱい練習してるんだと思った。患者さんのいろんなお世話をして、すごいお仕事だと思う」と笑顔で話していた。

津村周和歌山新報社社長による和歌山の魅力発信の授業の他、各種専門学校のブースもあり、実行委員長の山本理恵さん(35、IBW美容専門学校副校長)は「子どもたちはもちろん、講師の方々の熱意を実感しています。これからの地域を担うのは子どもたち。教育と産業が一体となったプログラムで、生まれ育った和歌山に未来を描ける子どもたちが増えればうれしいです」と話していた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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