浅野期の礎石など発見 9日和歌山城説明会

周囲の石より大きい二つの礎石が見られる

和歌山城西の丸西側石垣の修理工事に先立って和歌山市が行った石垣上面の発掘調査で、徳川期以前の浅野期(1600~1619年)の建物の基礎部分で使われた3基の礎石などが発見され、絵図に描かれた建物の存在の根拠につながるとして期待されている。市和歌山城整備企画課は9日午後1時半から現地説明会を開き、調査の概要を報告する。

「史跡和歌山城第39次発掘調査」として行われた発掘現場は、西の丸西部、わかやま歴史館の南側芝生広場付近。

調査の結果、御勘定御門東櫓台の東隣に位置する櫓台について、西半部分は浅野期に御勘定御門東櫓台と一連のものとして同時に構築されたこと、その櫓台上面に浅野期の礎石が確認され、整地の状況などから徳川期(1619年~)に至っても存続していた状況が分かった。

さらに、櫓台の東半部分は徳川期に付け足されたものであり、櫓台東端の石垣面は近代以降に積み替えられていることなども判明した

同課は「浅野期の和歌山城を知る貴重な手掛かりを得た。同時に、徳川期の石垣の拡張や近代の改変の様子が具体的に分かる有意義な調査となったので、広く市民に知ってもらいたい」と参加を呼び掛けている。

現地説明会は雨天決行。午後3時までを予定している。問い合わせは同課(℡073・435・1044)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。