県内初の機能性表示食品に 味一ジュース

商品を手に機能性表示の取り組みを説明する秋竹専務㊨と秋竹社長

骨の健康維持に役立つ成分が含まれているとして、㈱早和果樹園(有田市宮原町東)が製造・販売している有田みかん100%ストレートジュース「味一しぼり720ml」が機能性表示食品として消費者庁に受理された。県内事業所の商品が機能性表示食品となるのは初めて。

受理は昨年12月28日付。5日に同社の秋竹新吾社長(72)と秋竹俊伸専務(41)が県庁で記者会見し、発表した。

機能性表示食品制度は平成27年4月に導入。消費者庁に科学的根拠に基づいた機能性を届け出ることにより、事業者の責任で健康の維持、増進が期待される機能性を商品パッケージに表示できる。

「味一しぼり720ml」は平成16年2月に販売を開始。厳選した有田みかんの皮をむいて薄皮ごと搾る製法により、濃厚でコクのある味わいを生み出し、これまでに約45万本を売り上げ、同社の人気商品となっている。

機能性表示が受理されたのは、ジュースの原料である温州ミカンに多く含まれる色素のβ―クリプトキサンチンについて。骨代謝の働きを助け、骨粗しょう症の発症リスクが低くなることが報告されている。昨年7月から、農業・食品産業技術研究機構果樹研究所(静岡県)の杉浦実上席研究員らが行った研究の成果を参考に準備を進め、申請の受理につなげた。

秋竹社長は、取り組みの背景には「生のミカンはシーズンもの。年間を通して商品を手に取ってほしい」との思いがあったことを語り、「今回の受理を一つの突破口としたい。ミカンの皮や袋にはβ―クリプトキサンチンが多く含まれており、皮を使った商品づくりを進めていきたい」と今後の意気込みを示した。

同商品は一日当たり約180㍉㍑を摂取の目安量としている。秋竹専務は「骨粗しょう症の予防や改善に対する効果を期待している」と述べ、他に機能性表示食品に申請を予定している商品があることも語った。

同商品は機能性を示すパッケージにする予定で、今月下旬から県内の百貨店や直売所、インターネットで販売する。

問い合わせは同社(0120・043・052)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。