県内初シクロクロス 自転車の障害レース

スロープを疾走する選手ら

さまざまな障害物やオフロード区間が設けられたコースを周回する自転車競技「シクロクロス」のレースが12日、和歌山市毛見の和歌山マリーナシティ臨時駐車場で開かれた。昨年10月から始まった関西シクロクロスシリーズの最終戦に当たり、県内でのレース開催は初めて。

同競技は一般的な自転車競技がオフシーズンとなる冬に行われ、自転車で走るだけでなく、自転車を降りて抱えながら障害物を乗り越える箇所があるなど「格闘技」にも例えられる激しい競技。関西では約2000人が参加している。

今回は、まちおこし、県内の自転車文化の拡大を目指し、主催の和歌山シクロクロス実行委員会が関西の同委員会に大会の企画を提案、誘致した。

16クラスに6歳から60代までの720人がエントリー。コースは全周2・7㌔、スピードの出やすい平面に加え、国際レースでも使われる階段のある立体交差や水たまりが設けられ、和歌山ではなじみのない珍しいコースで争われた。

会場では、自転車関係企業のブース、日台交流会による世界一の自転車製造地域・台湾をPRするイベントブースなども展開され、出走準備を行う選手でにぎわった。プロライダーによる、マリーナシティ内の遊園地をコースに組み込んだエキシビションも行われた。

レースが始まると、一斉に飛び出した選手たちがコースを疾走。泥を跳ね上げながらギャラリーの前を走り抜け、立体交差の前に来ると自転車を降り、自転車を担いで階段を駆け上がった。頂上からは再び自転車にまたがり、スロープを颯爽と滑り下りていった。

和歌山シクロクロス実行委の西林孝紘さんは「和歌山で今までになかったイベントです。手軽に参加でき、関西にもたくさん選手がいるので、和歌山の人にも今後、参加してもらいたい」と呼び掛けていた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。