県都にIR誘致表明 カジノは外国人専用に

IR誘致を正式に表明した尾花市長

カジノを含む総合型リゾート施設(IR)について、和歌山市の尾花正啓市長は15日、市役所で記者会見を行い、誘致に向けて取り組んでいくことを正式に表明するとともに、懸念される依存症対策として、カジノ施設を外国人専用とする考えを示した。市のモニター調査で誘致反対が賛成をやや上回り、市民団体から誘致断念の要請が行われる中での誘致表明は、賛否両論を呼んでいる。

市にIRを誘致する強みや特色について尾花市長は「市には国立公園などきれいな海岸線があり、マリンスポーツや海洋レジャーが盛んで、海洋型リゾートでもある。市の歴史文化などと合わせて楽しんでもらいたい」と述べた。

近隣の大阪市などが誘致に向けて取り組んでいることについては、「大阪は都市型IRを目指しているが、国立公園や和歌浦の海などを生かした海洋型IRにする」と、差別化を図ってPRすることを強調した。

カジノを外国人専用とすることについては「(誘致などの)ハードルは高くなるが、確実に日本人の依存症を防ぐため」とし、「日本人も(受け入れを)ということになれば拒否することになると思う」と発言した。

誘致場所については「和歌山マリーナシティとコスモパーク加太が候補地だが、所有者やオペレーターなどの意見を聴きながら選定を進めていきたい」と、これまでと同様に明言は避けた。

IR誘致を巡っては、多重債務者の支援活動を行う市民団体から13日、市に誘致断念を求める要請があったばかり。市が先月、モニター登録している市民を対象に行った調査では、誘致に賛成が41・6%に対し、反対が47・8%でやや上回った。一方で、経済団体などからは、雇用創出や経済効果を期待して、積極的な誘致を求める意見が根強い。

今後の取り組みについて尾花市長は、これまでも誘致に積極的な姿勢を示してきた県と協力し、誘致を進める考えを示した。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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