再開発のオフィス棟完成 南海和歌山市駅

紀の川が一望できる7階フロア

南海和歌山市駅(同市東蔵前丁)周辺の再開発事業で、南海電鉄(遠北光彦社長)が進めてきた第1期計画の先駆けとなるオフィス棟が15日、竣工した。地上7階建てで、金融機関や製薬、通信関連の企業、行政機関などで95%の入居が決まり、入居募集も停止している。4月に業務開始を予定しているフロアもあり、オフィス棟全体の勤務人数は約400人を見込んでいる。
オフィス棟は敷地面積約2400平方㍍、述べ床面積約6200平方㍍。特長として、波型鋼板耐震壁による耐震構造を採用し、非常用発電設備と災害備蓄品を設置、1階に高さ1㍍の防潮板や止水扉を設置している。1、2階の前面通路には、将来的に各ビル間を紀州材を使ったデッキでつなぐ空間「紀の川コリドール」などがある。
オフィス棟は昨年2月に事業費21億円(第1期工事全体43億円)を投じて着工。1年余りで完成を迎えた。設計・監理は竹中工務店、施工は竹中工務店・南海辰村建設JV(共同企業体)。
市駅ビル全体の今後の計画は、ことし7月に駅の改札を2階から1階に移して供用を開始する他、平成31年秋に市民図書館を含む公益施設棟を完成させ、32年3月に全体の竣工を予定している。
14日にはオフィス棟の内覧会が開かれ、紀の川や市街地が一望できる7階のフロアなどが公開された。南海電鉄は「今後も新しい和歌山市駅の顔づくり、再開発をリードします」としている。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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