第二阪和国道が全線開通 多方面に効果期待

テープカットやくす玉割りで開通を祝う関係者

第二阪和国道の和歌山市平井から大阪府岬町淡輪までの7・6㌔が1日午後、供用開始となり、全線が開通した。同日午前に記念式典が行われ、関係者や地元住民らで開通を祝った。県北部と大阪南部の時間距離の大幅な短縮だけでなく、交通渋滞の緩和や円滑な救急医療搬送、災害時の物資輸送確保など、医療や物流、観光の多方面で効果が期待されている。

第二阪和国道は、和歌山市元寺町から阪南市自然田までの総延長20・6㌔の地域高規格道路。関西国際空港へのアクセス向上などを目的に、国土交通省近畿地方整備局が平成15年から順次整備、開通してきた。

同日、開通に合わせてプレオープンした「道の駅みさき」(愛称「夢灯台」)で行われた式典では、松井一郎大阪府知事が「開通は、沿線の産業の立地促進や災害時の物資輸送など大きな効果をもたらす。府県の一層の交流促進に期待したい」、仁坂吉伸知事が「双方向に関係が深い府県間の交通渋滞の緩和は大きい。便利になる未来を皆さんと楽しみにしたい」とあいさつ。自民党の二階俊博幹事長や鶴保庸介沖縄・北方相らが祝辞し、田代堯岬町長が期待の言葉を寄せた。

第二阪和国道本線に場所を移し住民ら参加のもと、にぎやかに餅まき。関係者や来賓でテープカットやくす玉割りで祝福した。

全線開通を記念したウオークイベントが開かれ、淡輪ランプ交差点そばに新たに誕生した「道の駅みさき」の竣工式も行われた。

大阪と和歌山を結ぶ幹線道路のほとんどは異常気象時通行規制区間が設定され、大雨などの自然災害により、両府県間で過去5年間で18回の通行止めが発生。今回の第二阪和国道全線開通で、新たな府県間ルートが確保され、自然災害や異常気象などに強い、安全で安定した物資輸送の確保などが期待される。

開通区間には、途中に出入口として「深日(ふけ)ランプ」と「孝子(きょうし)ランプ」が設けられており、孝子ランプの開通は今秋を予定している。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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