枝曾丸さん防災絵解き説法 高松で初披露

防災服姿の「おばちゃん」が絵解き説法

巨大地震に備えて大切な知識を分かりやすく学んでもらおうと、和歌山市出身の落語家・桂枝曾丸さんは10日、イラストと語りによる「防災絵解き説法」を制作し、同市東高松の市立高松小学校(西川厚子校長)で初めて披露。5・6年生の児童と地域住民らが参加した。

枝曾丸さんは、ことし3月に発表した防災落語を作るにあたり、防災士と応急手当普及員の資格を取得。学んだ知識を生かし、幅広い年代に分かりやすい絵解き説法を作り、地域の防災活動に取り組む同校での初披露が決まった。今回の取り組みには、東京大学海洋アライアンスの及川幸彦主幹研究員も視察に訪れた。

おなじみのキャラクター「和歌山のおばちゃん」姿で登場した枝曾丸さんは、地震の震度の段階や、非常持ち出し袋に備えておくべき中身など防災の基礎知識を話し、地図を示しながら地震の際に起こる二次災害についても軽快なトークで解説。避難しなければならない場合に備えて事前に話し合いをしておくことが大切と訴えた上で、「地域で助け合い避難することも大事だが、まずは自分の身を守ること。地震がきたらどうなるのかを考えて地域を見てほしい」と話した。

授業の後半では、市消防局職員と共に応急手当の講習を実施。倒れている傷病者を救助する際に求められる胸骨圧迫の方法と、自動体外式除細動機(AED)の使い方を学んだ。

自分にできることを精いっぱいして救助に当たることが大切だと説明を受け、児童らはグループに分かれて胸骨圧迫を練習。初めは正しい両手の組み方や圧迫の際の適切な力加減などが難しい様子だったが、消防職員のアドバイスを受けて身に付けていた。

6年生の阪上晴音君(11)は「防災に必要な道具とか、日頃から心掛けておくことが分かった」、石川真優さん(11)は「一人暮らしの人もみんなで助け合って避難することが勉強になった」、北田和奏さん(11)は「他人と関わっていることで、安全な避難につながると分かった」と話し、防災意識を高めていた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。