クラファン資金日本一 ハイブリッドバイク

資金調達額1位を達成したサイト画面を示す鳴海社長

和歌山市出島の㈱ファイントレーディングジャパン(FTJ、鳴海禎造社長)が開発し、クラウドファンディングで反響を広げてきた、自転車とバイクの両方の良さを兼ね備えた次世代乗り物「ハイブリッドバイク・GFR―01」が20日午後6時57分、支援総額1億718万円を突破し、国内のクラウドファンディング史上最高の資金調達額を記録した。

ハイブリッドバイクは、同社が運営するブランド「glafit(グラフィット)」の新商品として開発された、見た目は自転車、中身は電動バイク、折り畳み可能で自動車に積み込むこともできる手軽で便利な乗り物。クラウドファンディングサービス「Makuake」で発売したところ、人気に火がつき、爆発的に拡大した。

クラウドファンディングの日本最高記録樹立について鳴海社長(35)は「全く意識してしていなかった」が、「和歌山で新事業として成立させるため、1億円達成への意識は強かった」と話す。

目標額300万円で5月30日から始まった同商品の資金調達プロジェクトは8月30日までとなっており、1カ月以上の時間を残しながらの1億円超えに「期間は予想をはるかに超えて短かった」と驚きを隠せない。

支援者から「衝動買いをしたことを妻にとがめられたので」という理由で注文のキャンセルが入ったことを、「衝動買いをしてしまうくらいの興味を持ってもらえたことがうれしかった」と振り返る鳴海社長。「大切なのは支援者の声。それを知るためにクラウドファンディングを行った」。同商品は開発段階から、状況を「活動レポート」としてインターネット上に頻繁に発信し、支援者から寄せられる商品への要望などに丁寧に対応してきた。

見た目は自転車、中身は電動バイクというコンセプトに対しては、開発段階から賛否両論の声が周囲にあったが、「どちらが本当なのか、答えを確かめたかった」とクラウドファンディングを実施。「待ち望んでいたコンセプトです」「和歌山発だから応援します」など数多くの支援の声が寄せられた。鳴海社長は「和歌山出身であることで得をしたとも感じている。製造業を活性化することで和歌山に恩返しをしていきたい」と意欲を話している。

同商品の購入申し込みを一番に行った同市新通の岩倉圭佑さん(30)は「プロジェクトの開始時と、最高額に達する際の支援者になることができ、光栄に感じている。100年先まで見据えて活動している『チームglafit』の大きな夢を、これからも支援していきたい」と話していた。

同商品への支援はウェブサイト(https://www.makuake.com/project/glafit/?from=hero_btn_1)から。24日正午現在、調達資金総額は1億1300万円を突破している。

記事元:わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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