産業技術の現場を視察 世耕経産相県都へ

テクノブリッジフェアを視察する世耕氏

県選出の世耕弘成経済産業・ロシア経済分野協力担当大臣(参議院議員)は25日、和歌山市入りし、産業技術総合研究所(産総研)主催の展示会「テクノブリッジフェアin和歌山」の他、市内の企業を視察し、県内の産業界関係者らと意見交換した。

同フェアは産総研が取り組んでいる研究の成果を企業関係者に広く公開するもので、県内では初開催。会場のホテルアバローム紀の国には、DNAの解析によるカシミヤ製品の偽装防止や、多くの項目を同時に測定でき持ち運びも可能な血液検査用センサーなど、最先端の技術が展示され、世耕氏は産総研の中鉢良治理事長や㈱島精機製作所の島正博会長らと共に各展示コーナーを回り、説明に耳を傾けた。

世耕氏は視察後、県内企業と産総研の関係者から製品開発の協力に前向きな発言があったことにふれ「地方の中堅・中小企業は研究開発にお金をかけるのが難しい。ぜひ産総研が開発した技術を活用してほしい」と述べた。同フェアの後、新日鐵住金㈱和歌山製鉄所や小西化学工業㈱も視察した。

夜には市民会館で自身の後援会主催の国政報告会を行い、世耕氏が支持者を前に取り組みを報告。安倍内閣を取り巻く環境が厳しくなっていることを認めつつ、GDPの増加や有効求人倍率の上昇など、経済は好調であると示し、「(個別の政策に)賛否はあるが、安倍内閣は一生懸命にやって結果を出してきた」と強調した。

経産相としては、大企業と下請け企業間の取引価格公正化や、アジア諸国に自由貿易の重要性を訴え、交渉を有利に進めていることなどを報告した。

対ロシア外交については、ロシアのメディアを徹底的に分析し、プーチン大統領やロシア国民が日本に何を期待しているかを調査したと話し、日ロ間の経済協力の優先順位をエネルギーから健康医療やまちづくりに変更したことを紹介。北方領土の返還に向けては「すぐには返ってこない。じわじわと信頼関係を築いていく」と述べた

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。