既成概念から自由に 独立美術ク40回記念展

独創的な大作が並ぶ会場で

和歌山独立美術クラブの第40回記念展が31日まで、和歌山市の県民文化会館で開かれている。

全国的な美術団体・独立美術協会の県内の会員らでつくるクラブ。24人が具象・抽象を問わず、それぞれが追求するテーマで油彩の大作を中心に約50点を展示している。

巨大なトンボと子どもたちを1枚に収めた中前光雄さんの作品や、無機質な立体と平面世界を組み合わせた志賀清代子さんの抽象画など、自由で独創的なエネルギーに満ちた作品が並ぶ。

40回を記念し、川口軌外、齊田武夫、橘喜久雄、中村善種、佐原光の物故会員の7点も特別出展。中でも、現在の有田川町出身の川口は、独立の前身となる団体の立ち上げメンバーの一人でもあり、川口の「作品(A)」「人体」は海南市の画廊・ビュッフェファイヴの協力で展示が実現。一般の展覧会で作品が並ぶのは、かなり貴重という。

事務局の松山敏彦さん(62)は「5人の作品を並べるのが夢でした。独立に関わる大先輩の力作が、現在の会員にとっても刺激になれば」と話す。

「メンバーは皆、既成概念にとらわれず、他にないものをつくりたいと創作しています。内の世界を表現すべく、絵の具と格闘する中から生まれた作品をご覧いただければ」と呼び掛けている。

午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。

また、記念事業として、公募展「木と水の絵画展」も併催。熊野古道や妹背山など、緑や水辺を題材にした約60点が並んでいる。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。