来年6月操業へ 和歌浦エーゲ海風ホテル

尾花市長㊧から指定書を受け取る東社長

和歌山市新和歌浦の高級老舗旅館跡地にエーゲ海風ホテルを建設する構想について、計画の一部が7日、明らかになった。事業者の㈱スターボシステム(同市雑賀崎)の東宗弘社長が市役所で報道陣の取材に答えた。和歌浦一帯は4月に日本遺産の認定を受けるなど明るい話題が生まれつつあり、今後の推移に期待が高まる。

同社は不動産の管理・賃貸を手掛けており、平成7年に廃業した高級老舗旅館「岡徳楼」の跡地に新たなホテルの建設を計画している。同社はこの計画により、同市が企業の新規立地や事業拡大を支援する「企業立地促進奨励金」の交付対象に指定され、7日に市役所市長室で指定書の交付式が行われた。

交付式では、尾花正啓市長が東社長に指定書を手渡し、尾花市長は同社によるホテルの建設計画について「待ちに待った和歌浦再生の第一歩で、本当にうれしく思う」と喜びを語り、東社長は建設予定地の前に広がる砂浜の状況にふれ「きれいな浜だが、草が生えているところもある。改善していきたい」などと意気込みを示した。
終了後、取材に応じた東社長は、同社のグループ会社に当たる㈱和歌山建材リサイクルセンターが10年以上前に岡徳楼の建物を競売で落札した当時の状況を明かし、「軽い気持ちで買ったが、建物の中はボロボロだった」と話した。建物は昨年2月に同センターから同社が取得したという。
建設予定のホテルは、白色を基調とした鉄筋5階建て、部屋数は28。オープンテラスを導入してホテルから直接砂浜に出られるようにし、地元住民向けにカフェやレストランも設けるという。ホテルのデザインは高知県土佐市のエーゲ海風ホテル「ヴィラサントリーニ」を参考とし、投資額は約7億円を見込んでいる。現在は耐震補強を進めており、9月ごろから建設を始め、来年6月の操業開始を目指す。正社員5人を採用する予定。
東社長は「多くの方にホテルでリフレッシュしてもらい、地元の活性化にもつながれば」と話していた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。