水ロケット世界大会出場へ 桐蔭中チーム

水ロケットで世界へ(左から平嶺さん、竹中さん、藤木教諭)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)主催の水ロケット大会で、県立桐蔭中学校科学部2年生の竹中美結さん、平嶺桜さんと顧問の藤木郁久教諭のチーム「桐蔭∞(トウインフィニティ)」が優勝し、11月にインド・ベンガルールで行われる「アジア・太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF)水ロケット世界大会」への出場権をつかんだ。同部からの出場は5年ぶり3回目となる。

水ロケットはペットボトルに水と圧縮した空気を入れ、空気と水が外へ飛び出す反作用で飛ばすロケット。同チームは昨年度から設けられた経験者枠でJAXAの大会に出場。同大会では、ロケットを飛ばす技術だけでなく、コミュニケーション能力なども求められる。そのため1次審査では応募動機や海外の仲間とやってみたいことなどを作文に書き、2次審査では英語でプレゼンテーション。たくさんの写真や絵を描いたうちわを使って地元や学校を紹介し、世界への熱意もアピールした。

実技審査は7月に神奈川県のJAXA相模原キャンパスで行われ、竹中さんと平嶺さんは自作のロケットを飛ばし、2次審査を通過した9チームと50㍍の定点にどれだけ近づけるかを競った。実技に向け、2人は科学部員の協力も得て60回以上の実験を実施。風速と風向きに合わせて気圧を調整し、コントロールが利く本体や羽の形状にもこだわった。

8月9日に行われた報告会では、清水博行校長に表彰状とロケットを見せ、英語のプレゼンテーションも実演した。清水校長は「自分たちの工夫を見てもらえるように自信を持って世界に挑戦してほしい。研修を乗り越え、良い報告を待っています」と期待を寄せた。

同チームは14日から英会話トレーニングや打ち上げ実習などの日本代表研修に参加。世界大会は個人戦で行われ、現地の材料でロケットを作り、定点まで打ち上げる競技を行う。日本代表には同校の他、京都と群馬の3校から中学生と指導者9人が参加する。

星を見るのが好きで、宇宙に興味を持った平嶺さんと、宇宙飛行士の油井亀美也さんと話した体験から宇宙に行く人を支えたいと思った竹中さん。大会に向け、竹中さんは「世界大会で出会う同じ目標を持った海外の仲間と友達になれたら」、平嶺さんは「英語が好きなので、自分がどれだけできるのか試してみたい。いろんな人と話したい」と国際交流にも興味津々だ。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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