オール和歌山ロケの映画 太地舞台に製作へ

「くじらの博物館」のクジラショー

新たな“オール和歌山ロケ”の映画製作が決定した。和歌山県太地町の「くじらの博物館」を舞台に、奮闘する飼育員やトレーナーを描く『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる』の撮影が10月に行われ、来年夏に公開される。現在出演者を募集中で、子役や高校生役、主婦役などの幅広い起用が予定されており、県観光振興課は「人生の思い出づくりや地域活性化になります。ぜひ多くの方に応募してほしい」と呼び掛けている。
監督は藤原知之さん(38)。『20世紀少年』や『真田十勇士』などで知られる日本を代表する映画監督の一人、堤幸彦さんの下で助監督を務め、平成25年に『幸せの青い鳥居』、27年に『U・F・O~うしまどの、ふしぎなできごと~』を発表。『U・F・O』は第12回山形国際ムービーフェスティバルでグランプリに輝いている。脚本は菊池誠さんが手掛ける。
今回の作品は、紀南の風景、古式捕鯨が生まれた歴史ある町の文化をさりげなく映像に収めながら、同博物館の若い飼育員やトレーナーの実話をモチーフに、夢を信じ突き進む勇気の大切さや怖さ、頼るべき人がいることの喜びや希望などを描く青春ストーリーとなっている。
撮影は、県と県観光連盟、熊野灘捕鯨文化継承協議会が全面的に支援し、10月中旬から下旬にかけて、同町と新宮市、那智勝浦町、串本町の4市町を中心に行われる。
仁坂吉伸知事は5日の定例記者会見で『ちょき』や『真田十勇士』などに続いて県内での映画製作の例が相次いでいることについて「大変歓迎すべきことだ。映画の背景となった地域を見てみようと思う人もいる。県を挙げて誘致を進めていきたい」と述べ、期待を示した。
今回募集している配役は、高校生役の男女2人程度、主婦役や博物館の客役の30代くらいの男女2人程度、子役を中心にクジラショーの観客役の家族20人程度。書類による1次審査を通過すると、太地町公民館で30日に開かれる2次審査に進むことができる。審査は藤原監督が自ら行う予定。
応募は、住所、名前、年齢、性別、連絡先、PRコメントに写真を添えて、郵送またはメールで映画『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる』オーディション係(〒108―0075東京都港区港南2の16の4品川グランドセントラルタワー8階㈱STELLAWORKS、メールinfo@stellaworks.jp)に送る。23日必着。
問い合わせも同社(℡03・6459・0527)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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