20年ぶりタイムカプセル開封 東和中

中身を確認する卒業生ら

和歌山市立東和中学校(同市杭ノ瀬、山本均校長)で16日、20年前に埋設したタイムカプセルの開封式が行われ、在校生や卒業生ら約300人が駆け付け、思い出に浸った。

創立50周年記念に在校生が埋め、当時の宮本之夫校長が平成29年に開封するよう書き残し、代々校長に引き継がれていた。式典は回覧板や卒業生同士が連絡を取り、地元を離れた人にも参加を呼び掛けた。

式典では、在校生と卒業生が一緒に校歌を歌った後、元校長の宮本さんが「思い出を残そうとタイムカプセルを埋め、20年後に再会できた。これからも東和の伝統と誇りを受け継ぎ、発展を願いたい」と重ねた年月を噛みしめた。20年前、同校で生徒会を指導していた山本校長は「無事に発掘され手元に返せるのはうれしい。遠くから来てくれた人も再会した友達や先生と昔を懐かしんでもらえたら」とあいさつ。

その後、山本校長が偶然発見したという当時を記録したビデオが上映され、卒業生らは授業風景に映る友人や校舎、学校周辺の町並みと懐かしい風景に歓声を上げていた。

そしてタイムカプセルを開封。天板が外されると、中身をのぞき込み、スマートフォンで撮影していた。クラスごとに分けられた箱が取り出されると、当時のクラスのメンバーが集まり、寄せ書きやアルバム、時間割や書道作品など箱から出てきたものを思い出すように一つひとつを確認していた。

当時2年生だった林孝美さん(34)と髙見麻美さん(34)は「タイムカプセルを埋めたことも忘れていて、ビデオもいつ撮影されたのかという感じ。でも面白くて、みんな変わっていないと思った。中学生に戻ったような気分」と懐かしんでいた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。