女性タクシードライバーを支援 第一交通

働きやすいと笑顔の土屋垣内さん

タクシー事業所の和歌山第一交通㈱(和歌山県和歌山市福島、高野福巳社長)は、女性が働きやすい職場環境の充実を図ることを目的に、約1年前から県内で初めて2年契約の女性固定給タクシードライバーを募集。現在は5人の女性ドライバーが勤務しており、「休みも取りやすく昼間勤務がありがたい」と好評を得ている。

同社は女性向けに土・日曜を休日とし、昼間だけの勤務で月給14万円の完全固定給制度を導入。一般ドライバーの歩合制の給与や不定期の勤務形態に比べて、女性が気軽に働ける環境を実現した。採用後は講義と実習で安全項目や接客マナーの研修を行い、旅客を輸送する目的で運転する場合に必要な2種免許取得は、同社が支援している。

同社営業推進課の山田隆広係長によると、男性職員の多い運輸業では職員の高齢化に伴い人手不足の状況が生まれている。このため、接客の要素が多いタクシードライバーを女性の細やかな気遣いを生かせる職業と捉え直し、積極的に女性を登用しようとする機運が高まっているという。

現場勤務を始めて約3カ月の土屋垣内(つちやがいと)薫さん(42)は「父がタクシードライバーで大変そうだと思っていたが、休日の振り替えもしやすく、時間内勤務で働きやすいです」、今月上旬に入社したばかりの林小百合さんは「大阪で女性ドライバーを見掛けてその格好よさに憧れました。不安もありますが、早く現場に出て頑張りたいです」と話していた。

同社は平成28年、国土交通省から、女性タクシー運転手の働きやすい職場として、家事・育児に配慮した点が評価され、「女性ドライバー応援企業」の認定を受けている。国土交通省は、同制度の創設で、女性ドライバーを平成25年の約6700人から32年には約1万4000人に増やすことを目標にしている。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。