昔の道具で脱穀体験 和佐小が旧中筋家で

千歯こきで脱穀する児童

和歌山県和歌山市立和佐小学校(同市禰宜、石原利彦校長)の5年生は25日、校区内の国指定重要文化財・旧中筋家住宅で昔の農機具を使って米の脱穀を体験した。

昔の米作りと地域の文化財を学ぶため毎年同所で開催。ことし5月に植えた米を収穫し、乾燥させたものを千歯こきや石臼を使って脱穀した。

細い刃の間に稲穂を通す千歯こきでもみを外し、石臼で擦って殻を剥がした。殻と米は唐箕(とうみ)にかけて、風力で殻だけを吹き飛ばした後、最後に千石とおしに米を流し、小さな米粒を取り除いて玄米が出来上がった。

児童は千歯こきと、刃のついたこぎ胴という部分を回転させ、稲穂を引っ掛けてもみを外す足踏み脱穀機を使って脱穀。回したこぎ胴に稲穂を置くと、もみははじけ飛び、児童はその勢いにびっくりしていた。

西本彩葉さん(10)は「力仕事が多くて大変だったけど楽しかった」、藤田心さん(10)は「千歯こきが楽しかった。昔の人は全部自力でしていてすごいと思った」、辻結菜さん(10)は「うまく米が取れると気持ち良かった。手作業は時間がかかると思った」と話していた。

米は精米した後、調理実習や来年度の合宿で使われる。田植えや脱穀体験の感想は県警本部発行の文集に掲載される予定。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。