コスタリカで手工芸指導へ 小池さん派遣

小池眞千子さん

JICA(国際協力機構)のシニアボランティアとして、和歌山県和歌山市の小池眞千子さん(66)が10月3日から中米のコスタリカに派遣される。配属先は首都サンホセの国立職業訓練センター。2年間の滞在で手工芸分野の指導にあたる。「柔らかい頭で、自分も勉強しながらいろんなことを吸収したい」と意気込む。

小池さんは長年絵画教室を主宰し、大阪府内の中学校で美術講師も務めた。あるとき、JICA主催のアフリカフェアの手伝いをしたのがきっかけで、国際協力に目が向いた。もともと海外や外国の民芸品に関心があり、広い世界で見聞を広めたいと考えていた。「私にもできることがあれば」と60歳の時に初めてボランティアに応募した。

平成25年、トルコに赴任。現地の国立工芸専門学校で七宝焼きを教えた。大使館で着物姿で日本の文化を伝えたのも思い出だ。さまざまな出会いに恵まれた経験が忘れられず、「もう一度チャレンジしよう」と今回の応募を決めた。

カリブ海と太平洋に囲まれた自然豊かなコスタリカでは、環境に配慮した取り組みが進んでいる。派遣先の職業訓練センターでは、自然物やリサイクル品を使った工芸品の創作指導や教育プログラムの改善などに携わる。

普段から、ごみを捨てるときに「何かに使えないかな」と手を止めるといい、毛糸の残りやテープなど長いもので織物を作ったり、ペットボトルでランプを作ったりした経験も。創作アイデアはいくらでも湧いてくる。「買ってもらえるような商品を作りたい」と考えている。

現地語のスペイン語の勉強も始めたが、「なかなか頭に入らない」と苦戦中。誰とでも仲良くなれる社交的な性格で、「何とかなるか」と楽観的に構えている。

帰国は2年後。「東京オリンピックが見られる」と楽しみにしている。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。