懐かしい8㍉も 和歌山映像ク記念上映会

8㍉フィルムカメラを手に小野会長

映像愛好者でつくる和歌山映像クラブ(小野誠之会長)は14日午後1時から、和歌山県和歌山市西高松の県立図書館2階メディア・アート・ホールで「第50回和歌山ビデオ映像祭」を開く。記念回となる今回は「想い出の映像」がテーマ。今ではあまり見られなくなった映写機による8㍉フィルム映像の上映もあり、小野会長(89)は「映像を通じて、ふるさとの貴重な文化を伝えたい。皆さんの中に将来に向けて何か新しい発見があればうれしいです」と話している。

同クラブは昭和29年に創立し、ことしで63周年を迎えた歴史あるグループ。現在は60代から80代まで19人が在籍。月に1度、和歌山市中央コミュニティセンターでの例会の他、週に1度勉強会を開き、撮影や編集技術を磨いている。

小野会長は昭和61年に入会し、平成15年から会長。ハイキングクラブの代表を務めるなど、山登りが好きで山の撮影を多くしてきたという。長年趣味とするカメラは二科展入選をはじめ多数の受賞歴がある。

ビデオカメラが登場するまでは、1㌔以上の重いカメラで、1巻約3分しか撮影できないフィルムを使っていた。多い時には20巻ほどを抱えて撮影に出たという。

「撮影時のカシャカシャとフィルムをかき落とす音は、8㍉ファンにはたまらない満足感がありました」

今回出品するのは、昭和63年から平成25年ごろまでの和歌山市内の様子を8㍉フィルムで撮影した「我が街」(約13分)。ナレーションを入れ、かつてのサンピア和歌山(西高松)から日赤和歌山医療センターにかけてのまち並み、にぎわうぶらくり丁や丸正百貨店の各階、汀丁にあった中消防署などを過去・現在の映像を織り交ぜて編集した。まちの移り変わりが見てとれ、小野会長は「今のビデオに比べると画質も良くなく、鮮明さは及びませんが『あぁ、こんなんやったなぁ』と懐かしく気軽に楽しんでもらえれば」と話す。

上映会では地元の祭りや旅行記など、会員の13作品を紹介。8㍉フィルム映像からデジタル化し、昭和45年ごろの市電のある街並みを記録した宮原昌弘さんの「在りし日の市電」、真っ赤なツツジの花に覆われた中口清治さんの「葛城山・一目百万本」、日高川町の丹生祭りを映した吉本恵子さんの「笑いの丹生神社」などを上映する。

上映は午後4時ごろまで。無料。問い合わせは同クラブ事務局の南川さん(℡073・423・0390)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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