和洋の細密な工芸盆栽展示 8日まで県公館

松の作品が並び落ち着いた雰囲気(和室)

紀の川市の紀州民芸盆栽作家、櫻井榮子さん(77)が主宰する「第75回花と心のたび展」が8日まで、和歌山市和歌浦中の県公館で開かれている。
教室生約60人が工芸盆栽やアートフラワー約200点を出品。工芸盆栽とは、布や紙粘土、ワイヤーなどで草木を造形して仕上げたもの。手染めした材料を使うなど、一つひとつ細密で丁寧に仕上げられ、本物と見間違いそうなほど。
洋館にはコチョウランなどの作品が並び、優雅な空間。和室では、日本庭園の眺めとつながりを感じてもらおうと、松を主に梅やイチョウなどの作品を展示している。松は立派な幹肌や枝ぶりなどが精密に表現され、訪れた紀之川中学校1年生の女子生徒は「手作りで、これほど立体的な表現ができるなんてすごい」と驚いていた。
櫻井さんは「小さな鉢の中に宇宙を表し、最小で最大を表現するのが工芸盆栽。そこに詰まった日本の良き心や美学が、最近は廃れているように思います。もう一度皆さんに見つめ直してもらう機会になれば」と話していた。
午前10時から午後5時(最終日は4時まで)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。