衆院選公示 和歌山2区4候補の第一声

4年9カ月の長期に及ぶ安倍政権への審判となる総選挙は、いよいよ12日間の本戦に突入。小選挙区の各候補は出陣式で気勢を上げ、支持者の拍手や声援に送り出されて選挙カーに乗り込むと、選挙区内を駆け回り、有権者への訴えに声を振り絞った。
森友・加計学園を巡る疑惑で窮地に追い込まれ、内閣改造でも支持率の大きな回復はならなかった安倍首相が仕掛けた解散劇。平成31年10月に引き上げ予定の消費税の増収分を子育て支援などの社会保障により多く充てる方針を表明し、弾道ミサイル発射や核実験を繰り返す北朝鮮への対応と併せて争点化を図ったが、憲法改正や安全保障などで自民の政策と共通する保守色が強い希望の党が結成され、同党への合流を巡る民進党の分裂が続き、争点が見えにくい混沌(こんとん)とした選挙戦に突入した。
和歌山県内の各候補は前哨戦から緊張感をにじませ、街頭演説やあいさつ回り、ミニ集会などさまざまな手法で有権者にアピール。本戦でも、消費増税や対北朝鮮外交、憲法改正、安保法制、アベノミクスの評価などの政治課題について、それぞれの主張が激しく交わされる。

2区 届け出順

下村雅洋候補(62) 共新=社県支
野党と市民の共闘を
今回の選挙は安倍政権の約5年間に審判を下すための戦い。アベノミクスにより円安ドル高を生み出し、株高で富裕層が大もうけしている。日本を守る自衛隊を、武力行使ができる軍隊に変えようとしている。こんな安倍政権をストップさせる道は、やはり野党と市民の共闘であり、共産党の躍進だ。もう一つの戦いは和歌山を活性化させること。人口減少と地域の衰退が大問題となっている。賃金の補助制度を導入し、社会保障制度を充実させることにより中小企業を元気にし、和歌山を元気にする政策転換をやっていこうではないか。新しい歴史の一ページを迎えよう。

栄 隆則候補(53) 維新
地域の声を聞く施策
地域住民のさまざまな声を聞いてきた。公共工事の名の下に全国に同じように道路を新設するだけでは地方創生は実現できない。ペットブームといわれる中、紀の川市はたま駅長で世界的に有名になったが、その陰にはネコの殺処分が後を絶たない現実がある。ネコの保護活動に取り組んでおり、ネコが1人暮らしの高齢者のパートナーとなるような優しいまちづくりを目指したい。若年層には、高額な教育費の負担の少ない制度が必要。いきなり消費税アップではなく、議員定数の見直しで予算を捻出するのが順番。一党独裁による国政の私物化を打破したい。

石田真敏候補(65) 自前⑥=公推
安心できる未来築く
今、日本を取り巻く環境は大きく変わりつつある。そういう中でわれわれが将来にわたって安心できる未来をどうやって築いていくのか。そのまさしく分岐点であるのが今だ。極めて重要な選挙。最後までしっかり頑張りたい。日本の安全保障、人工知能などの新しい技術の対応、人生100年時代、そして地方創生、さらには減災・防災。この5点全てに一生懸命取り組むことで、安心できる社会を築いていける。現場に立って現場の声を聞いて、それを政策にして実績を積み上げていきたい。自民党・公明党の連立政権に皆さん方の温かいご支援を頂きたい。

坂田隆徳候補(38) 希新
生活実感ある政治へ
民進党と希望の党の合流劇もあり、争点が分かりにくくなった心配はあるが「安倍政治を続けさせるべきか」が問われている。今回の出馬に当たっては心配もおかけしたが、住民に生活実感のある政治が大切だと確認できた。安保法制は、自衛隊が活動を展開している中、不断の見直しを行って現実的に修正したい。アベノミクスで地方の暮らしは良くなったか、効果はあったか、下支えになっているか。株価が上がっても売り抜けなければ絵に描いた餅。中小企業で働く仲間たちの声を、どうすれば政治に反映させられるのか。何としても、国政に送り出してもらいたい。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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