県イメージソング発売 及川眠子さん作詞

完成したCD「龍の申し子」のジャケット

アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌『残酷な天使のテーゼ』などで知られる和歌山市出身の作詞家、及川眠子(ねこ)さん(57)が手掛けた和歌山県のイメージソング『龍の申し子』が発売された。「生まれ育った場所への恩返し」として、及川さんが自発的に制作。作曲・編曲はエヴァンゲリオンでタッグを組んだ大森俊之さんに依頼し、音楽家や音響技術者なども「チームエヴァ」サポートのもと、壮大で力強い楽曲が完成した。

及川さんはWinkの『淋しい熱帯魚』や、やしきたかじんの『東京』など、数々の大ヒット曲の作詞を手掛けている。

24歳で上京してから30年以上が経過。及川さんは「地元を離れた期間の方が長くなり、完全ではない『よそ者』の感覚でふるさとを見たとき、その魅力に初めて気付くことも多かった」と話し、数年前からは高野山や熊野地方を度々訪れるようになったという。そんな中、以前から親交があった歌手のMINEHAHA(ミネハハ)さんから一緒に仕事がしたいという話があり、和歌山を題材にした曲の制作を決意した。ミネハハさんはサッポロ一番やグリコなどのCM曲の歌を担当。「CMソングの女王」とも呼ばれ、癒やしの歌声を届けている。

及川さんは「ミネハハのスピリチュアルな部分と、和歌山が持つ精神世界のイメージがリンクした」と振り返る。

胸にあったのは「かっこいい和歌山の歌を作りたい」との思い。紀伊半島には大きな龍が横たわっているというイメージから「私たちは龍の申し子 叫べ 歌え 祈りを超えて」「私たちは地球(ほし)のはしくれ されど千年 命をつなげ」などと言葉をつづった。

及川さんは「県内や地域だけの盛り上がりにはしたくない。重要なのは、いかに外へ発信できるか。曲を聴いた人に『和歌山へ行ってみたい』と思ってもらえたら、それで初めて私が生まれ育った地への恩返しになるのでは、と思います」と話している。

CDは税込み1080円。動画投稿サイト・ユーチューブでショートバージョンを公開中。近く宮脇書店和歌山店(和歌山市広瀬中ノ丁)などで取り扱う。問い合わせはミネハハ事務所(℡042・686・0815)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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