列車事故の対応訓練 JR、県警など連携

軽トラックのドアをこじ開ける消防職員ら

列車事故の発生時に迅速な人命救助を行うための訓練が22日、和歌山県和歌山市新在家のJR西日本吹田総合車両所日根野支所新在家派出所で行われ、同社和歌山支社や県警、市消防局などから約180人が参加した。

列車事故に対する社員の対応能力向上や関係機関同士の連携強化を目的に年1回実施。乗客役として会社員や同市立四箇郷小学校の児童らも協力した。

訓練は、JR阪和線の山中渓―紀伊駅間にある踏切内で、時速90㌔で走行中の快速列車が踏切内で立ち往生していた軽トラックと衝突し、先頭車両が脱線したと想定。午前9時30分ごろに軽トラックを発見した列車が鳴らす警笛で訓練が始まり、意識不明となった軽トラックの運転手に対して警察官が「もうすぐ救急車が来ます。あと少し頑張ってください」と声を掛け、駆け付けた救急隊が機材でドアをこじ開け、担架に乗せて運転手を運び出した。

安全確認や救急隊の作業が終わるまで、乗客は約30分間にわたり車内で待機。想定したけがの程度に応じて順番に車外へ脱出すると、ほっとした表情を見せていた。

参加した同市の会社員の男性(23)は列車事故に遭遇した経験がないと話し、「大きな音で警笛が鳴り、とても驚きました。車内は落ち着いていて、迅速に行動することができました」と振り返っていた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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