全日本フェンシング高校生V 東晟良が快挙

優勝した東晟良選手

第70回全日本フェンシング選手権大会は10日、東京都内で各種目決勝が行われ、女子フルーレで県立和歌山北高校3年の東晟良(あずま・せら)選手(18)が初優勝した。高校生での全日本制覇は女子種目で史上初、男女通じては平成14年の太田雄貴さん(北京・ロンドン五輪銀メダリスト)以来15年ぶりの快挙。晟良選手は「女子高校生初の優勝ができてうれしい。東京五輪に向けて、この調子で(実力を)上げていき、メダルを取りたい」とさらなる目標を語った。
大会は駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で7~10日の日程で行われた。
晟良選手は、姉の莉央(りお)選手(19)=日本体育大学1年=と共に東京五輪での活躍が期待されている女子フェンサー。昨年の全日本で準優勝し、頂点を目指していた莉央選手がベスト16で敗れる波乱の中、晟良選手は姉の応援を受けながら順調にベスト8に進んだ。
準々決勝は、ことしのインターハイ決勝で敗れた上野優佳選手(別府翔青高)と対戦。15―11で雪辱を果たした。準決勝も高校生対決となり、辻すみれ選手(岐阜クラブ)を12―10で退けた。
決勝は、ロンドン・リオデジャネイロ五輪日本代表で和歌山北高の先輩である西岡詩穂選手(28)=警視庁=を準決勝で破った、阿部広美選手(警視庁)との対戦。得意のアタックで序盤からポイントを重ね、15―9で勝利を収めた。
全種目通じて唯一の高校生ファイナリストとして臨んだ決勝だったが「緊張せずに、いつも通りの自分でいけた。得意なプレーをすることができた」と落ち着いた試合運び。「昨年、準優勝の姉を超えることを目標に臨んだので、達成できて良かった」と喜びを語った。
姉の莉央選手は「昨年の準優勝以上の成績を狙っていたので、ベスト16での敗退は悔しい。この大会に向けて、やれることはやったが、うまくいかなかった」とコメント。今大会は妹の応援に回る結果となったが、東京五輪に向け最大のライバルとしてしのぎを削る姉は、今後の巻き返しを誓っている。
西岡選手は昨年から2年連続となる3位だった。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

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