就学前に英語教育 スクール運営の神野さん

スクールの入り口前で神野さん

国際的な人と物の交流がますます盛んになり、新学習指導要領により2020年から小学校での英語の教科化も決まる中、英語力を早い段階から身に付けることへの関心が高まっている。和歌山県和歌山市の神野千恵さんは、市内で就学前の子どものための英語スクールを開校して1年。英語力のみにとどまらない国際感覚豊かな人材育成を目指す考えを聞いた。
神野さんは20代の頃、勤務していた保育園の保育が、発表会での成果や保護者向けサービスに偏っていると感じるようになり、視察したニュージーランドの保育園で、自由と責任を学ばせる指導法を目の当たりにしたことから、規律と自由のバランスが取れた保育を実践したいと願うようになった。
カナダに渡って英語力を磨いた後、帰国して大手英会話学校に約10年間勤務。経理なども学んだ上で、自身が目指す保育園の創設に乗り出した。
昨年10月、和歌山市二番丁にイングリッシュスクール「シャイニーキッズ」を開校。保育士と英語教育スタッフが常勤している。英語力を身に付けるには、低年齢から日常会話を英語で行うことが効果的と考えており、園内は英語が基本。第1期生の園児たちは約1年で日常のコミュニケーションを英語で行えるまでに力をつけ、手応えを感じている。

1期生の4歳の男児は、入園後3日ほどは英語のみの保育に戸惑っている様子だったが、「プリーズ」と口にすることでコミュニケーションが円滑になることを理解してからは、アメリカ人スタッフのレベッカ・ヒュズデンズさんの発音をまねるようになり、英語の語彙(ごい)を増やしていったという。

神野さんは「園児たちが日本人としての自分を意識しながら、高いコミュニケーション能力や国際感覚を身に付け、明るい未来をつかんでほしい」との願いから、日本の文化や習慣を学ぶ保育内容も取り入れている。
現在は2~4歳の4人が通園し、伸び伸びと成長していく様子を目の当たりにしており、「開園して良かった」との思いを強くしている。今後は庭の畑で野菜を作るなど、情操を育む面からも保育内容の充実を図る。

「シャイニーキッズ」は満2歳以上の園児を最大12人まで受け入れる。問い合わせは神野さん(℡090・1136・6803)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。

この記事が気に入ったら「いいね!」してね