小学生がまちづくり学ぶ 子ども大学初開催

子どもたちに講義する足立教授

小学生に大学レベルの内容を分かりやすく伝える「親子で学ぶ子ども大学わかやま」(同実行委員会主催)が16日、和歌山県和歌山市栄谷の和歌山大学で初めて開かれた。大学教授らがまちづくりや観光などをテーマに講義し、約100人の親子らが学びを深めた。
「子ども大学」は知的好奇心が発達する10歳前後の子どもたちを対象に、大学教授や専門家が教壇に立ち、分かりやすい言葉で伝える取り組み。ドイツで始まり、日本では平成20年に埼玉県の川越市で最初にスタート。各地に広がりを見せている。
県内でも子どもたちに知的な学びを提供しようと、有志が実行委員会(林典夫実行委員長)を立ち上げ、準備を進めてきた。
記念すべき初回は、和歌山大学の副学長で経済学部の足立基浩教授が「まちづくりってなに?」をテーマに講義した。イギリスやフランスの商店街などの写真をスクリーンに映し「日本と比べて、何が違う?」と質問。子どもたちは積極的に手を挙げて答え「案内表示が多い」「電信柱がない」といった鋭い指摘で足立教授を驚かせる場面もあった。
国内外のさまざまなまちづくりの取り組みや、食や消費にまつわる和歌山の意外なランキングを紹介し「まちづくりは、まちの良いところを探す宝探しからスタートし、それを磨いてまちを元気にすること。やってみたいなと思ったら、ぜひ大学へ来て」と呼び掛けた。
2限目は奈良県立大学客員教授のデービッド・アトキンソンさんが「外国人からみた和歌山」を演題に話した。
和歌山大学付属小学校4年生の岡村優里さん(9)は「イギリスの街は、日本と違ってごみ箱が置かれていた。和歌山は日本で一番ケチャップを使ってるなんて、びっくり」と話し、母親の夕理子さん(39)は「子どもたちが興味を持ちやすく、分かりやすい内容。大人も一緒に楽しめました。まちづくりも、小学校の勉強につながっていけばいいなと思いました」と話していた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。