電車内で和歌山線を語る 粉河高しゃべり場

電車内で議論する参加者

県立粉河高校(紀の川市)と和歌山大学が連携して設けている学びの場「KOKO塾」の取り組みで、電車に乗って議論を深める「しゃべり場トレイン」が21日、JR和歌山線の粉河駅から和歌山駅の往復列車内で行われ、高校生や地域住民が和歌山線の活性化などについて意見を出し合った。
同塾が続けている意見交換の場「しゃべり場」を電車内で行うもので、和歌山線活性化プロジェクト「ワカカツ」の取り組みの一環。同校生徒と同大学生、沿線の地域住民ら約30人が参加し、「どうすれば和歌山線にもっと人が集まる?」「親世代の高校時代と今の高校生の違いってなに?」との二つのテーマで意見を交換した。
粉河駅から出発した往路では和歌山線に人を集める方法を議論。学生時代から和歌山線を使っているという参加者は、以前より環境が良くなっているが、昔からホームでの待ち時間が長いことがつらかったと振り返り、電車の本数を増やすことを提案。高校生からは、電車に乗りやすくなっても、マナーの悪い乗客がいるとそれだけで電車の乗り心地が悪くなるという意見や、駅で音楽をかけて、構内や沿線をきれいにしてイメージアップを目指すという意見が出された。「人が少ないほうが乗りやすく、のんびり乗れるところをアピールしてみては」と新しい意見も飛び出し、和歌山線へのそれぞれの思いや考えがあふれる議論となった。
粉河高校2年の前田悠希君(17)は「人がたくさんいて、議論のやりがいがあった。自分では考えつかない案もあり、和歌山線がもっと良くなればと思った」と話していた。
議論の内容は同日粉河ふるさとセンターで開かれた「地域公共交通活性化シンポジウムin紀の川市」で報告された。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。