紀の川と紀美野が全国へ 県広報コンク1位

「広報紀の川」を手に市広報広聴課の職員ら

和歌山県内自治体の広報紙を評価する「県広報コンクール」の「広報紙の部」市部で、紀の川市の「広報紀の川9月号」、「映像の部」で紀美野町の「訪日外国人観光客〝0〟の町」がそれぞれ1位に選ばれた。和歌山市役所で入選作品の表彰式が行われた。2作品はいずれも、日本広報協会が実施する「全国広報コンクール」に出品される。
同コンクールは、県広報協会が主催し毎年行われており、今回が15回目。「広報紙の部」の他、「写真の部」「映像の部」があり、昨年1月から12月の間に発行、発表された広報紙や映像作品の中から自治体が選んで応募する。審査では、記事の切り口の発想や文章の読みやすさなどが評価のポイントとなる。
「広報紀の川9月号」は、都市部から同市に移住した人を特集。大阪から鞆渕地区に移住した元アナウンサーが開いたカフェが地域住民の憩いの場になっていることや、横浜市から粉河地区に移住した家族が野菜やかんきつ類の生産に取り組み、関東地方で徐々に販路を拡大していることなどの事例を紹介した。
同課によると、審査員からは畑で野菜を手にした移住者が大きく映っている表紙について「紀の川市での暮らしを象徴するような写真だ」とコメントがあり、読者が自然豊かな環境での生活をイメージしやすい写真になっていることや、文字の大きさ、一文の文字数、記事の分かりやすさなどが評価されたという。同課は「生き生きと活動する移住者の紹介を通じて、市民の方に市の魅力を再認識してほしいと思いました。さらに市の魅力を発信していきたい」と意気込みを示した。同市の広報紙が市部の1位となるのは3年連続。
紀美野町の動画「訪日外国人観光客〝0〟の町」は、インバウンドが少ないことを逆に強調し、豊かな自然や地場産業、天文台などの特徴的な施設を体験できる場所として、町をPRし、話題を集めている。
産業課は「0というネガティブな言葉を出すことで、紀美野町に興味を持ってもらおうと考えました」と狙いを説明。動画の公開以降、旅行会社からの問い合わせが増えたといい、「町への関心の高まりを感じています。受賞はとてもありがたく思っています」と話している。
本紙エリアではこの他、「広報紙の部」で和歌山市の「市報わかやま3月号」が2位に入ったが、全国コンクール出品はならなかった。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。